おさんぽで、首がしまることは、もうない。
自ら手織りした布を用い、わんちゃんの心と体に負担をかけにくい形のハーネスをオーダーメイドで製作しています。 のんびりゆったりおさんぽできる3mリードもおすすめです。

美しい仕事


今日は2作目の布の整経・仮筬通しを行いました。
仮予約をいただいている布ですので、気合いが入ります!

1作目の整経には丸一日、仮筬通しにも半日かかりましたが、今日は両方あわせて夜までかからずに終えることができました。
前回は久しぶりすぎて手探りの部分もあったので、要領を思い出してきたことが大きいでしょう。
スピードアップして思ったのは、美しい仕事とは早い仕事でもあるということです。


丁寧にやることはもちろん大切ですが、ゆっくりやっていれば丁寧かというと、それは違うと思います。
手早くやれているということは、ひとつひとつの作業に確信を持てているということであり、迷うことなく手が一定に動いているということです。
特に整経の場合は、手が一定に動かないと糸の張り具合も一定になりません。
本当にうまくいっているときは、完全に無心になって、整経機械のようになっています。
このときの糸というのは後で見て自分でも感嘆するほどきちんと一定に張れていて、なおかつ作業スピードは短くなります。
今日の整経の後半では、そういう無になる感覚を味わうことができました。
気付いたら1時間以上経っていて、糸はきれいに張り終わっていて、とても気持ちがよかったです。
もっと整経していたいくらいでした。

仮筬通しも、前回は姿勢が決まらずに変な格好でやっていたので、ものすごく肩が凝りました。
今回は記憶をたどって少し工夫してみたら、作業がはかどった上に時間も半分以下ですみました。
肩も全然痛くありません。
それに、なんといっても作業後の糸の状態が美しいのです!

前回の布が失敗だったというわけではなく、機かけや織りの段階で取り戻せるようなことではあるのですが、取り戻すためには多少の手間が増え、その分時間もかかります。
前回は特に機かけで苦労しましたが、赤ちゃんの糸になっていたのが糸の性質以上にそこまでの作業の美しさ不足からくるものであったとすれば、もしかしたら今回は赤ちゃん糸に悩まされなくてよいかもしれません。
機かけは日曜日の予定です。
期待が高まります!!

美しい仕事をするために、もっと機械になりたいです。
機械になることが楽しくて、織りをしているような気すらします。
絵画や彫刻、陶芸などはどうしても考えながら作業することになりますよね(恍惚レベルになると違うのかもしれませんが)。
織りはデザインさえ決まってしまえば実際に糸を扱う作業ではひたすら機械に徹することができますし、むしろそうであることが望ましいものだとわたしは思います。
作業中にデザインを根本から考え直すことは実質不可能です。
「織物」の美しさ、魅力について「制約の美」と言われることが多いのですが、まさにそれこそが「織ること」自体の魅力でもあると感じています。

どれほど複雑な組織を織ろうと、そこにあるのは経糸と緯糸だけです。
デザインも経糸・緯糸に規定されています。
それでもそこには無限の世界が広がっているのです。
どんなに薄っぺらい布でも実は立体構造を持っていること、糸と糸の隙間のことなど、考えるとどきどきしてきます。
うまく説明できないのが、そしてそこまでを布で語るだけの力がないことがもどかしいです…。

今日の作業の写真もたくさん撮ってきました。
こちらは日を改めてご紹介させていただきます。
お楽しみに!


手織り 手作り オーダーメイド 犬にやさしいハーネスのお店 Yarn Yawn (ヤーン ヨーン)
わんちゃんの心と体にやさしいオーダーメイドハーネスと、のんびりゆったりおさんぽできる3mリードを、ひとつずつ手作りで製作しています。ご注文・ご質問など、なんでもお気軽にご連絡ください。
Contact : itoakubi@gmail.comまたはMail form